ベビーから何を学ぶか?
初めての子供が生まれる日が近づいてきました。
年齢的には、ほとんど周回遅れ(いや2周遅れ?)でパパになるのですが、歳をとっている分、子育ては自分に残された最後のフロンティアという感じで、わくわくしています。
海外旅行が好きで、アフリカや中近東、南米など、世界中を旅してきましたし、ダイビングとか好きなスポーツもしてきました。おいしい料理とお酒を求めて食べ歩きも十分してきました。そう、行きたいところには行ったし、したいこともした。あとは、子育てだけだ(笑)。子育ては、まさに残された最後の秘境という感じなのです(笑)。
で、これだけの秘境を旅するのだから、いろんなことを、いっぱい学びたい。新しい発見や気づきがいっぱいあると、楽しい子育てがもっと楽しくなりそう。
子育てに関わる、今まで全く知らなかった分野のインサイトも発見できるだろうし、何よりもベビーから人間って、どういう生きものなの?ってところを学びたい。
きっと、人って、そもそもこういう志向やクセがあるんだーといった発見をしたい。
また、人がいろんな概念を発見するときの瞬間にも立ち会いたい。
たとえば、赤ん坊が初めて、「自分というものが存在する」という一大発見をするとき。これって、すべての知能や概念のもとになる根本的な発見。
自分の手がぼんやり見えていて、思ったほうに手が移動する。ママの顔が見える。ママという存在があるらしい。そういう様々な情報から、「こうやって見ている自分も、ひょっとしてママのように存在しているのかも?!」って気がつくわけですよね。いろいろな状況証拠から、大発見する。いろいろなシナプスがひとつにつながって、ひらめく、みたいな。
これって、わたしたちが、仕事でアイデアを出すときと同じです。
ジェームス・ウェブ ヤング著 アイデアのつくり方
でも、「アイデアとは、既存の新しい組み合わせに他ならない」と言っていますが、別のシナプスとシナプスがつながるんです。別の回路と回路がつながるんです。そのときに、ひらめいた!って叫ぶんです(笑)。
赤ちゃんにとっては、「自分の手が見える」「ママがいる」という別々の2つの情報がひとつにつながるわけですね。
こういういろいろなことを、子育てを楽しみながら、ベビーと遊びながら、学んでいきたい。その気付きや発見を書き留めていこうと思います。ひょっとすると、一大ヒューマンインサイト(人が誰もが感じている気持ちや感情)を見つけ出せるかもしれません!