「語りかけ育児」をしようと思っていて、子供によく話しかけます。
「今日は、いいお天気だね。窓の外がきれいだね」とか話しかけると、とても嬉しそうです。
目を見開くので、脳がいっしょうけんめい働いているのが、よーくわかります。
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そして、まだ生後3ヶ月にならないころでも、「うげ、うが」とか言って、答えようとします。
子供にすれば、がんばって、何かを話しているつもりなんでしょう。
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で、最初のうちは、「何を言いたいのかなー」「そうだねー、きれいだねー」とか、大人の言葉のまま話していたのですが、そのうち、ちょっと変えてみました。
親のほうも「うぎゃー、ぐげがー」というように、子供の言葉をそのまま返すようにしたのです。
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そしたら、子供は大喜び。答えてくれた、あるいは通じたー!(笑)って思ったのか、それはもう嬉々として話すようになりました。
子供:「うげー、うぎー。あえーぐぎゃーぐげーー」
パパ:「んげー、がごー、うぎょー?」
子供:「うがー、うげー」
パパ:「んがーんげー、だね」
みたいな会話ですね。ほとんど、動物園みたいですね(笑)。
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実は、相手の言語に合わせるのは、コミュニケーションの基本。
ビジネスでも相手の使っている用語、言葉に合わせますよね。
また、相手の言ったことをリピートするコミュニケーション方法を、「バックトラッキング」というそうですが、これは、無意識のうちに相手の信頼を得る基本的な方法と言われています。
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例えば、
「私は、これは青色だと思うんです。」
「青色ですね。」
「そう、黒に見えても、中にかすかな青色が入っているんですよ。」
「中に青色が入っているんですね。」
というように、相手の言葉を繰り返すことです。すると、相手は、無意識のうちに聞き手である私を同じ考えの人間と感じるので、非常に話しやすくなり、会話も弾みます。
人は、自分の言葉を受け止めて理解してくれていると思うと、その相手を無意識のうちに信頼するのです。
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もちろん、単なるオウム返しでは、単調になってしまいます。ときには、
「かすかに青色が入ることで、深みのある色になっているとおっしゃっているわけですね。」
という具合に、言い換えたりもします。
すると、
「そう、まさにそうなんですよ。よくわかりましたね。」
というように、共感度が増していきます。
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これは、赤ん坊も同じだったということですね。
「うげー」とか言って、子供と同じトーンで相槌を打ってあげると、大興奮状態になって、ずっとしゃべり続けています。
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話好きの子になってくれるといいなと思います。かなり、にぎやかな家にはなりそうではありますが(笑)。
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