妻の妊娠期間中の話ですが、いろいろな「教室」に、参加しました。
バースコーディネーターの大葉ナナコさんが主催されている「出産教室」や、自治体が主催している「育児教室」など。
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これらの教室で、夫も、妻のお腹の重さを実感するために、5kgの鉛を腹まわりにつけたジャケット(もしくはベルト)を装着してみます。
胎児の重さは3kgぐらいですが、胎盤や羊水などを合わせると5kgぐらいになるそうです。
目的のひとつは、重さや動きにくさを体験して、妻の大変さを理解することにあります。
たしかに、腰を痛めそうだし、足元のものを拾うなんてとんでもない感じです(笑)。
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でも、私の場合、大変さ以上に、「妻はいいなあ」と感じてしまいました(笑)。
もうひとつの目的に、「子供の親になる心の準備をすること」があるらしいのですが、そういう責任感というより、羨ましさを感じてしまったわけです(笑)。
子供がお腹に入っている実感がずっしりあって、「ここで子供が育っているのかー」と思うと、なんだか嬉しい。やっぱり、実感として噛みしめられるのは、大変さがあってもいいものですね。
これぞ、妻の特権ですね(笑)。
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人間って、なんだかんだ言っても、体感覚の生き物です。
脳の大半は、感覚を感じ取ることに使っているようですし。
アタマで考えても、なかなか実感は湧いてきません。
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これって、インサイトを探る場合、特に大切ですね。実際に、使ってみる、やってみる、行ってみる。
そして、実感をもってはじめて、何がホットボタンか見えてきます。
この妊娠体験で、妊婦さんの大変さと、何より「嬉しい」気持ちが、しっかりと実感できました。
やっぱり、うらやましい(笑)。
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